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DIYウォッチ

組立の

ご案内へようこそ

これからの2時間、時計づくりの世界にじっくりと入り込んでいただきます。

どうぞゆっくりと、時計づくりの楽しさを味わってください!

 

ダイバーズウォッチ 40mm 組立説明書

組み立てを始める前に、まず部品や工具の名称を確認しましょう。

部品:

 1. 外装ケース

 2. ベゼルインサート

 3. リューズ・巻芯

 4. ムーブメントホルダー

 5. チャプターリング

 6. 文字盤(ダイアル)

 7. 指針

 8. ムーブメント

 9. ガスケット(Oリング)

 10. ストラップ

 11. クイックリリースバネ棒 (ストラップの種類によっては必要ありません)

工具・ツール:

 1. ピンセット

 2. 指サック

 3. ダストポンプ

 4. スウェード生地

 5. ロディコ

 6. ルーペ

 7. 外装ケース用ツール

 8. 指針取り外し用ツール(剣抜き)

 9. 指針取り外し用保護フィルム

 10. 指針取り付け用工具(剣差し)

 11. 木製ペグ

 12. スクリュードライバー

13. 秒針取り付け補助工具

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1: 文字盤、ムーブメントの取り付け・組み立て

はじめに:日付機能付き機械式腕時計の基本的な使い方


ここでは、日付機能を備えた機械式腕時計の仕組みや基本的な取り扱い方法について解説します。
すでに機械式腕時計の構造や操作方法をご存じの方は、この動画を省略し、次の動画へ進んでいただいても構いません。

動画内容

・リューズの操作方法(位置の切り替え、時刻の合わせ方)

・日付設定を行ってはいけない時間帯

・表示されている時刻が午前か午後かを判別する方法


1a. キットの開封と指サックの装着

キットに含まれる内容の確認と、ムーブメントを保護するための指サックの装着方法について解説します。

動画内容:

・キット内容の確認

・指サックの装着方法と、装着が必要な理由の説明


1b. 外装ケース周辺部品の準備

腕時計の外装ケースは、パーツをホコリや汚れから守るため、簡易的に組み立てられた状態でお届けしています。
ここでは、外装ケース本体および周辺部品について解説します。

動画内容:

・外装ケースの裏蓋の開け方

・各部品の配置方法


1c. ムーブメント取り付け時の注意事項

機械式ムーブメントは腕時計の心臓部です。取り付けの際は、細心の注意を払う必要があります。
ここでは、ムーブメントを取り付ける際に注意すべき点について解説します。

動画内容:

・ムーブメント各パーツの紹介

・触れてはいけない部品・箇所

・力を加えてもよい部品・箇所


1d. 巻芯およびリューズの装着・取り外し方法

巻芯やリューズの取り付け・取り外しは、腕時計の組立や修理を行ううえで欠かせない作業です。
ここでは、時計作りや改造において頻繁に行う巻芯とリューズの装着・取り外しについて解説します。

動画内容:

・リューズの機能

・リューズの取り付け、取り外し


1e. 文字盤(ダイアル)の取り付け

ここでは、文字盤の取り付け方法について解説します。

文字盤を取り付けた後は、指針の取り付け作業に進みます。

動画内容:

・ムーブメントへの文字盤の取り付け方法

下の写真は、ムーブメント上にある文字盤固定用の穴の位置を示しています。(緑色部分)

NH35

NH70, NH71 & NH72

任意工程:文字盤(ダイアル)の取り外し方法

ダイアルを取り外す場合は、スクリュードライバーを使用します。
スクリュードライバーを文字盤とムーブメント、またはムーブメントホルダーの間に差し込み、文字盤を取り外します。

作業の際は、文字盤の脚の近くにスクリュードライバーを差し込むと作業がしやすくなります。

セイコーNHムーブメントの場合、文字盤取り外し用の穴がムーブメントホルダーに設けられています。


2: 指針の取り付けと調整

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指針の取り付けは初心者には難易度の高い工程です。作業を始める前に、十分に休憩をとってから行いましょう。


【重要】注意事項:

  1. 取り付け作業中は、秒針の軸を曲げないよう細心の注意を払ってください。軸が曲がると、ムーブメントの機能や動作に不具合が生じる原因となります。

  2. 指針の取り付けを何度も繰り返すと、指針が緩くなる恐れがあります。そのため、取り付け作業は丁寧に行い、なるべく取り付け直す回数を減らすよう心がけてください。

  3. キットには、指針の付け替え用の指針が一組同封されています。


2a. 時針と分針の取り付け

組み立てた時針と分針を、文字盤およびムーブメントに取り付けます。

動画内容

・時針の取り扱い方法

・指針の取り付け方法

・指針の角度および方向の調整方法


指針を取り外す必要がある場合は、こちらを参照してください:


2b. 秒針の取り付け


注意!

この工程は非常に難易度が高く、誤った操作により部品に元に戻せないキズやダメージを与える可能性があります。作業時は細心の注意を払ってください。

秒針取り付けのコツ:

秒針と同じ高さの位置で、横から秒針を確認しながら取り付けると作業がしやすくなります。


秒針取り付け補助工具を使用すると、秒針の取り付け作業が簡単になります。

動画内容

・補助工具の紹介

・補助工具を使った秒針の取り付け方法


3: 外装ケースやその他部品の取り付け

3a. 部品およびムーブメントのクリーニング

組み立てたムーブメントや部品のクリーニング方法について解説します。

動画内容

・ダストポンプを使った掃除方法

・ロディコを使った掃除方法

・木製ペグを使った掃除方法


3b. ウォッチケースのクリーニング

ここでは、ウォッチケースの掃除方法について解説します。


動画内容

・ケースの内部を手で触れずに掃除する方法

・ロディコ、木製ペグ、スウェード生地を使った掃除方法


3c. チャプターリングと外装ケースの取り付け

ここでは、組み立てたムーブメントを外装ケースに収める方法について解説します。

動画内容:

・組み立てた部品の取り付け

・ムーブメントおよびリューズの設置方法

・ケースの裏蓋の取り付け

任意工程:ベゼルの交換

この動画では、当社の40mmダイバーズウォッチに対応したベゼルの取り外しおよび取り付けの主な手順について解説します。


他の部品や組み立てたパーツを取り付け直す必要がある場合は、以下を参照してください:


最終確認

  1. ゼンマイを巻き上げ、時刻を合わせて、腕時計が正常に作動しているか確認してください。指針が他の指針や部品と接触せずに回っていることを確認しましょう。

  2. ガラス、指針、文字盤、その他の部品にホコリや汚れが付着していないか確認してください。必要に応じて、ケースを取り外してクリーニングを行ってください。

  3. 裏蓋がしっかりと取り付けられているか確認してください。腕時計の防水性に関わる重要な工程です。


DIY腕時計の完成まであと少し

ストラップの取り付けと調整

従来のバネ棒は、取り付けや取り外しに専用工具が必要ですが、クイックリリースバネ棒を使用すると、工具なしで簡単にストラップを交換できます。

この動画では、クイックリリースストラップを取り付ける際のコツやポイントを解説します。